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支笏湖ビジターセンター完全ガイド:支笏湖在住ガイドが徹底解説!

掲載日:2024.05.03

 

みなさんこんにちは!

 

新千歳空港から車で40分の国立公園支笏湖でカヌーツアーを一年中行っている支笏ガイドハウスかのあです!

 

北海道の大自然が織りなす美しさ、それが支笏湖です。

 

青く澄んだ湖水と四季折々の風景が織り成すこの場所は、訪れる人々を魅了し続けています。

 

支笏湖には中島がなく、天気のいい日は対岸まで見通すことが出来ます。

 

本コラムでは、支笏湖ビジターセンターの魅力から、ランチ情報や日帰り温泉情報、アクティビティ情報など支笏湖在住 道産子ガイド徹底解説します!

支笏湖ビジターセンターとは?


 

ビジターセンターとは、

 

ビジターセンターは、自然公園法施行令第1条第9号に掲げる博物展示施設に該当しており、「主としてその公園の地形、地質、動物、植物、歴史等に関し、公園利用者が容易に理解できるよう、解説活動又は実物標本、模型、写真、図表等を用いた展示を行うために設けられる施設(ビジターセンター及びこれに併設される自然研究路、解説施設、解説員研究施設等。)をいう。」と定義されている。

主な目的
(1) 公園の自然・人文の特徴を説明(自然解説)
(2) 自然保護思想の普及啓発(普及啓発)
(3) 公園利用に関する情報提供(情報提供)

引用:環境省 ビジターセンターについて 

 

といった施設となります。

 

ビジターセンターには民間のビジターセンターもありますが、支笏湖ビジターセンターは、施設は環境省が設置、運営を一般財団法人 自然公園財団が行っています。

支笏湖ビジターセンターに荷物預かりはありません


旅行で公共交通機関で支笏湖に来た場合、キャリーバッグなど大きなお荷物があるかもしれません。

 

残念ながら支笏湖ビジターセンターにコインロッカーなどの荷物預かりができる場所はありません。

支笏湖ビジターセンターの基本情報


 

支笏湖ビジターセンターは、支笏湖の歴史や自然を楽しく学べる施設です。

 

館内には支笏湖チップの水槽やアオダイショウなどの生き物の展示、支笏湖や周辺に生息する生き物、付近にある活火山・樽前山などについて詳しく学ぶことができる映像や展示が盛りだくさんです。

 

時間としては大体30分~1時間あれば十分に楽しむことができるでしょう。

 

支笏湖ビジターセンター 公式HP

 

・住所 〒066-0281 北海道千歳市支笏湖温泉番外地
・TEL 0123-25-2404
・開館時間(4月~11月) 9:00~17:30
・開館時間(12月~3月) 9:30~16:30
・入館料 無料
・休館情報 12月~3月は毎週火曜日・年末年始

 

支笏湖ビジターセンターまでのアクセス


 

支笏湖ビジターセンターは、支笏湖温泉街にあります。

 

車で来た場合、支笏湖には有料の駐車場しかありませんが、普通車は12/1~3/31までは無料となります。

 

・普通車 500円/日 ※冬期間(12月1日~3月31日)は無料
・二輪車 200円/日 ※冬期間(12月1日~3月31日)は無料
・マイクロバス マイクロバス 1,000円/日 ※通年有料
・大型バス 大型バス  2,000円/日 ※通年有料

 

駐車場の入り口は支笏湖唯一のガソリンスタンドの対面が入口です!

 

 

千歳、苫小牧方面から来たら左折、札幌、丸駒温泉方面から来た場合は右折で駐車場に入ります。

 

駐車場に入ったら係りの人がいて、駐車料金を払うかたちですので現金(クレジットカード不可)を用意しておきましょう。

 

新千歳空港や札幌駅から公共交通機関を使って支笏湖ビジターセンターに向かう場合はこちらのコラムをご参考に! ↓

 

新千歳空港と札幌から支笏湖までのバスとJRでのアクセスを現地在住ガイドが徹底解説!

 

館内の展示の特徴① インフォメーションカウンター


 

それでは早速館内の紹介…の前に大事なトイレの情報です。

 

ビジターセンターの入り口を入ってすぐ、左手に曲がったらトイレがあります。

 

 

支笏湖まではなかなか遠い道のりだったかもしれません。

 

まずはトイレを済ませて支笏湖を満喫する準備完了です!

 

それでは、早速館内を見ていきましょう。

 

まず入り口入って左手にインフォメーションカウンターです。

 

 

何かお困りごとがあったら聞いてみたらきっと(おそらく)力になってくれるはずです。

 

支笏湖の情報から千歳、苫小牧の観光情報など色々と教えてくれます。

 

また支笏湖の情報がてんこ盛りの看板がたくさんあります。

 

 

もちろんヒグマも生息している自然豊かな支笏湖。

 

 

皆さんは、ぜひヒグマに合わないように(と言っても北海道で生まれ育ち、支笏湖で暮らしていてもヒグマに出会ったことはないので無茶さえしなければ会えません)気を付けましょう。

 

また、支笏湖ビジターセンターでしか購入することができないアイテムも販売している売店ゾーンもあります。

 

 

旅の思い出に一つ購入するのもいいかもしれませんね!

 

レンタサイクル


 

4月下旬~11月初旬にはレンタサイクルを楽しめます。

 

 

料金

普通自転車:1,000円/日+保証金2,000円/回

電動自転車(マウンテンバイク):2,000/日+保証金3,000円/回(身分証明書のコピー)

オプション:

ヘルメット(無料)

プロテクターセット(500円)

 

スカートやサンダル、ヒールなど自転車走行で事故に繋がる恐れのある服装の場合は、借りることが出来ない場合がありますので運動ができる服装で借りることにしましょう。

 

 

また、自転車保険に加入しておく必要があります。

 

 

未加入の方は、その場で加入できるオンライン自転車保険に加入しましょう。

 

加えて、支笏湖温泉街など人が多い場所は自転車を押しての移動になります。

 

 

支笏湖は意外とサイクリングで目指す目的地が難しい場所だったりします。

 

丸駒温泉方面に関しては、サイクリングロードや歩行者専用道路もがなく、自動車道路の路肩を走ることになるので結構危険です。

 

無理は禁物なので気を付けましょう。

館内の展示の特徴② 支笏湖の生き物たち


 

インフォメーションカウンターの奥に支笏湖の小さな生き物たちが飼育されています。

 

小さくてかわいいエゾサンショウウオ。

 

 

アオダイショウというヘビもいました。

 

 

この日は支笏湖ビジターセンターのオープンの時間に合わせて行ったからか、何とアオダイショウに触らせてもらえました!(スタッフの方の時間的余裕もありますが、一番大事なのはアオダイショウの機嫌がいいかどうか、みたいです)

 

 

何度触っても文字にしずらい触り心地でした。

 

ひんやりしていて結構好きです。

 

続いて支笏湖チップ(ヒメマス)のいる水槽がありました。

 

 

なるほど、ヒメマスには「あぶらびれ」が目印になるんですね。

 

3種類のお魚が泳いでいたので「あぶらびれ」を目印に探してみましょう!

 

 

生き物の種数こそ多くはありませんが、支笏湖に生息している生き物たちを直接観察することができるのはなかなか楽しいもの。

 

ぜひとも立ち寄って支笏湖で暮らしている生き物たちのことを知りましょう!

 

館内の展示の特徴③ 支笏湖の自然にまつわる展示


 

展示には

  • 自然探訪ターミナル
  • 森の世界
  • 山の世界
  • 湖の世界
  • 自然と人々の関わり
  • レクチャールーム

とゾーンが分かれています。

 

森の世界に入ったらシマフクロウという大きなフクロウの標本に見下ろされたり

 

 

かわいいタヌキの標本もありました。

 

 

また、気になる「ヒグマのフィールドサイン」というハンズオン展示が。

 

 

引き出しを開けてみたところ

 

 

なるほどなるほど、もう一段を開いてみるとそこにはなんと…

 

 

これはなかなかリアルです。

 

森以外にも山や湖などの展示に加えVRで支笏湖を楽しんだりすることもできます。

 

 

最後にかわいいお尻クイズです。

 

さてこのお尻は誰のお尻でしょうか?

 

 

答えは最後の「支笏湖ビジターセンターで自然を楽しく」で!

 

館内の展示の特徴④ラウンジでゆったり(充電もできます)


 

支笏湖ビジターセンターにはゆったり休めるラウンジスペースもあります。

 

 

ラウンジには大きな窓があり支笏湖、そして風不死岳を眺めることができます。

 

 

支笏湖ビジターセンター内からの展望も非常にいいのですが、支笏湖温泉街にはそれ以外にも展望スポットが多数あります。

 

支笏湖の展望スポットに関するコラムはこちら ↓

 

支笏湖の展望スポット6選+1!支笏湖在住 道産子ガイドが徹底紹介!

 

また、ラウンジには嬉しい充電コーナーも。

 

 

スマホ充電の緊急事態には大変ありがたい設備です。

 

無料Wi-Fiもありますが、速度はあまり早くありません。

 

 

少し休憩してネットサーフィンやSNSチェックぐらいなら問題ありませんね。

 

自然にまつわる本も設置してあります。

 

 

ラウンジでぼーっと支笏湖を眺めたり、ゆったりと自然の本を読んだり、急がず焦らずゆったりと支笏湖を楽しむのにはとてもいいスペースですね。

 

支笏湖ビジターセンターの周辺情報①(ランチ)


 

支笏湖に来たらぜひ食べてもらいたいのが水槽で展示もされていた支笏湖チップ(ヒメマス)です。

 

季節によって販売していない場合もありますが支笏湖商店街では

  • 寿
  • トントン
  • 支笏荘

また、少し離れますが丸駒温泉方面にある

  • ポロピナイ食堂

で支笏湖チップ(ヒメマス)を食べることができます。

 

ポロピナイ食堂も含めた支笏湖温泉街のランチの紹介コラムはこちら! ↓

マップ付!支笏湖のおすすめランチを支笏湖在住ガイドが徹底解説!

支笏湖ビジターセンターの周辺情報②(温泉)


 

支笏湖は、火山活動でできたカルデラ湖であり、その周辺には火山活動の影響で湧き出る天然温泉があります。

 

温泉は地下深くから湧き出る天然の贈り物で、豊富なミネラルを含んだ温泉は肌を滑らかにし、心身を癒す効果があります。

 

温泉に浸かりながら、湖の美しい景色を眺めるひとときは、まさに至福のひととき。

 

心身をリフレッシュさせる支笏湖の天然温泉の魅力に心惹かれることでしょう。

 

日帰り温泉に関してのコラムはこちら! ↓

 

支笏湖の天然温泉とサウナでリラックスタイム:おすすめ日帰り温泉を支笏湖在住ガイドが徹底解説!

 

日帰り温泉ではなく、支笏湖温泉に宿泊する方はこちらのコラムへ! ↓

 

支笏湖温泉ホテル&旅館に支笏湖在住ガイドが実際に泊まってわかった魅力

 

支笏湖の日帰り温泉の注意事項


支笏湖の日帰り温泉はだいたい14:30辺りで受付が終わってしまいます。

 

もしどうしても日帰り温泉に入りたい人は千歳、苫小牧の温泉に行きましょう!

 

支笏湖温泉に入り損ねてしまった方は、新千歳空港方面、札幌方面の日帰り温泉をまとめたコラムへ! ↓

 

【支笏湖の日帰り温泉に入り損ねた!】新千歳空港・千歳・苫小牧・恵庭の日帰り温泉5選を支笏湖在住ガイドがご紹介!

支笏湖ビジターセンターの周辺情報③(アクティビティ)


支笏湖ビジターセンターで支笏湖のことを知ってからアクティビティに参加すると、支笏湖をより楽しむことができます!

 

ツアーは予約枠に空きがあれば、当日予約も可能です!

春~秋


私たちの為の旅。 とっておきの時間。 プライベートカヌー

 

プライベート対応のプログラム。

 

ツアーのテーマは「とっておきの時間」。

 

 

より手厚くサポートの可能なガイド同乗でのご案内の他、カヌーそのものを楽しみたい場合は、2名/1組ゲストで1艇のカヌーに乗っていただき、ガイドは別のカヌーでご案内するスタイルも可能です!

 

 

美しい水のストーリー ネイチャークルージング

 

ネイチャークルージングは、ガイド同乗の大型のツインカヌーに複数組で乗艇し、のんびりと水に触れ、自然を知り、美しい水のストーリーを体感するプログラムとなります。

 

 

「自然の事をじっくり感じたい」「素敵な写真を撮りたい」

 

といった方には特にお勧めのプログラムです!

 


冬のとっておきへ 支笏湖 プライベート トレッキング

 

支笏湖プライベートトレッキングは、ガイドが1名専属で付くプライベートツアー。

 

自分たちのぺ―スで、北海道の冬を存分に満喫しましょう。

 

 

行き先は「楓沢 苔の回廊」「美笛 巨木の森」「氷瀑」の3パターンからご希望のルートをご選択いただけます。

 

観光で色々な場所を回るのではなく、一つの場所に腰を据えてじっくりと、時間に追われることなくのんびりと冬の支笏湖をお楽しみください。

 

 

日本最北の不凍湖カヌーツアー ウィンタークルージング

 

日本最北の凍らない湖「支笏湖」。

 

冬になると木の葉は落ち、雪が積もればあたりは真っ白。

 

外気温は氷点下で風は強まり、厳しい自然環境とも言えます。

 

 

そんな環境ならではの景色に出会えるのがこの時期の面白さ。

 

「寒い!!」という印象を受ける冬の湖ですが、生き物やその痕跡を探したり、氷を撮影したりと冬ならではの遊び方をガイドがご案内。

 

支笏湖ビジターセンターで自然を楽しく


かわいいお尻クイズの正解はヒグマの子どもでした!

 

いかがだったでしょうか?

 

支笏湖の生き物に出会えたり、ゆったりと休憩を取ったりできる支笏湖ビジターセンターは、支笏湖に来たら必ず足を運びたい場所です。

 

ただ支笏湖を眺める、ではなく支笏湖のことを知ってから眺めることによって支笏湖の感じ方が大きく変わるはずです。

 

ぜひ楽しい北海道旅行の参考にどうぞ!

 

支笏湖 観光情報! かのあ 現地コラム