支笏湖の天然温泉とサウナでリラックスタイム:おすすめ日帰り温泉を支笏湖在住ガイドが徹底解説!
掲載日:2023.09.19

支笏湖の天然温泉でリラックスタイムを楽しもう
支笏湖畔には天然温泉が点在し、心身を癒すリラックスタイムが待っています。
自然に囲まれた湖畔の温泉は、美しい景色と共に、心地よい温泉の泉質が魅力です。
このコラムでは、支笏湖の天然温泉の魅力と、オススメの日帰り温泉とサウナを支笏湖在住のガイドがご紹介します。
リラックスしたい方や旅の疲れを癒したい方、温泉好きな方、サウナが好きな方は必見です!
支笏湖の天然温泉の魅力:自然に囲まれた温泉で心と体を癒す
支笏湖は、火山活動でできたカルデラ湖であり、その周辺には火山活動の影響で湧き出る天然温泉があります。
温泉は地下深くから湧き出る天然の贈り物で、豊富なミネラルを含んだ温泉は肌を滑らかにし、心身を癒す効果があります。
温泉に浸かりながら、湖の美しい景色を眺めるひとときは、まさに至福のひととき。
心身をリフレッシュさせる支笏湖の天然温泉の魅力に心惹かれることでしょう。
とろりとした美肌の湯と謳われる支笏湖温泉の泉質
支笏湖温泉の泉質は、ナトリウムが豊富な炭酸水素塩素です。
とろみのある肌触りで、入浴後肌がつるつるになると女性にも評判です。
【丸駒温泉】
泉質 ナトリウム・カルシウム-塩化物・炭酸水素塩・硫酸塩温泉
(中性低張性高温泉)
(旧泉質名:含土類・石膏-食塩泉)
【支笏湖温泉街】
泉質 ナトリウム-炭酸水素塩素
(低張性弱アルカリ性温泉)
(旧泉質名:重曹泉)
支笏湖の日帰り温泉の注意事項
支笏湖の日帰り温泉はだいたい15:00辺りで終わってしまい、午後のカヌーツアー終わりだと日帰り温泉に間に合わない可能性があります。
ツアーの前、または10:00のカヌーツアーに参加する、という形で日帰り温泉を含めた旅程をコーディネートしましょう。
オススメ日帰り温泉「丸駒温泉」:秘湯の露天風呂と支笏湖の絶景を眺める「ととのう」時間
丸駒温泉は、1915年(大正4年)に創業した2023年で108年の長い歴史のある老舗温泉旅館です。
日帰り入浴料金
大人(中学生以上) | 1,200円 |
子供(小学生) | 600円 |
幼児(3歳以上) | 300円 |
幼児(3歳未満) | 無料 |
受付時間 | 10:00~15:00(16:00退館) |
現在、LINE公式でお友達になると入浴料が半額になるキャンペーンをやっているようなのでご参考までに。
今では車で湖畔沿いを移動することが出来ますが、昔は船が唯一の交通手段というまさに秘境でした。
かのあのある支笏湖温泉街から車でおよそ15分。
移動ルートも非常におススメでシーニックバイウェイ北海道が厳選する「秀逸な道」に全道で12区間が選出された一つとして『支笏湖ブルーに出逢う道』として登録されています。
【動画】シーニックバイウェイ 秀逸な道『支笏湖ブルーに出逢う道』
絶景をじっくり鑑賞したいところですが、道中は急カーブがあったりもしますので安全運転を心掛けましょう。
木がうっそうと生い茂る森の中の道路を抜けると丸駒温泉が姿を現します。
丸駒温泉で注目するべきは大浴場から続く渡り廊下の先にあるのが、 全国でも約20か所しかないといわれる、足元湧出湯の天然露天風呂。
全国の温泉宿からなる「日本秘湯のを守る会」の会員である丸駒温泉のこの露天風呂は、露天風呂の水深が季節によって上下し、支笏湖の水位と連動、湯温調整は湖につながる水門で行う、という野趣あふれる雰囲気の「秘湯」です。
また、大浴場のサウナはセルフロウリュウが導入され、ロウリュウをすると蒸気で一気に室内温度が上がり、短時間で汗だくになります。
水風呂は展望露天風呂にあり、水風呂を出たら湖畔を望む椅子で自然の音に浸りながら「ととのう」というスペシャルな体験ができます。
丸駒温泉の泉質は、海水の成分に似た「塩化物泉(含土類・石膏-食塩泉)」。
そして、内湯の温度は3つのバリエーションがあります。
温泉から上がったら丸駒温泉から車でおよそ5分のポロピナイ食堂で支笏湖の名産「支笏湖チップ」というお魚を食べれば、全身で支笏湖を堪能できること間違いなしです。
オススメ日帰り温泉「しこつ湖 鶴雅リゾートスパ 水の謌」:洗練されたリゾートスパ
水の力に癒やされる森と湖のリゾート&スパをテーマとした練されたスタイルのリゾートホテルです。
ランチビュッフェ+日帰り入浴料金
大人(中学生以上) | 3,900円 |
小人(4歳~小学生) | 2,000円 |
利用時間(お食事) 平日 |
12:00~14:00 (最終入場13:00) |
利用時間(お食事) 土・日・祝 |
1部 11:00~12:30 2部 12:40~14:10 |
日帰り入浴 | 11:30~15:00 |
こちらのランチビュッフェと日帰り温泉は事前予約制となります。
「しこつ湖 鶴雅リゾートスパ 水の謌」は、かのあから歩いておよそ2分。
かのあから「しこつ湖 鶴雅リゾートスパ 水の謌」までの徒歩ルートはこちら
入り口を入ると支笏湖から渡ってくるそよ風と水琴窟の水の音が出会う、開放的なウエルカムラウンジとなっています。
しこつ湖 鶴雅リゾートスパ 水の謌は日帰り温泉だけでの利用はできず、ランチビュッフェ付の日帰り温泉プランのみとなります。
温泉はもちろんのこと注目するべきなのは2023年3月、男女ともにサウナをリニューアルし、オートロウリュ(1時間につき1回)が導入された「支笏湖ブルーのロウリュサウナ」。
サウナ室は非常に広く、収容人数は12名程度。
そして水風呂は支笏湖の水と紋別岳の伏流水を使った水。
水風呂を上がったら屋外に外気浴スペースがあり、フルフラットになる椅子があるので小鳥のさえずりを聞きながら「ととのう」という極上の体験ができます。
内風呂はジャグジー・寝湯・立湯とバリエーションが豊富で支笏湖の温泉を存分に満喫。
そして、日帰り温泉の前後にヘルシービュッフェ 「アマム」でお昼ご飯。
ヘルシービュッフェ 「アマム」は、「ヘルシーなおいしさ」をテーマに、仕入れにこだわった新鮮な野菜をふんだんに使用した料理が並びます。
また、ビュッフェコーナーには、スイーツショップ 「パティシエ・ラボ」の職人が目の前で作るカラフルで種類豊かなスイーツもずらりと。
サウナを楽しみ、温泉を楽しみ、ビュッフェを楽しめば、全身で支笏湖を満喫できること間違いなしです。
オススメ日帰り温泉「休暇村支笏湖」:湖畔の森に佇む温泉リゾート
休暇村は、日本の景色を代表する国立公園・国定公園などにあるリゾートホテルで全国35村あります。
日帰り入浴料金
大人(中学生以上) | 800円 |
子供(小学生) | 400円 |
幼児(4歳以上) | 200円 |
受付時間 | ※2023年4月~ 11:00~14:30(受付終了)~15:00まで |
日帰り温泉の定休日 | 毎週火曜・水曜 |
休暇村支笏湖は、かのあから歩いて移動でき、移動時間はおよそ15分。
休暇村支笏湖は、小高い丘の上にあるので軽トレッキング感覚で自然を感じながら移動しましょう。
今回はかのあ出発ルートをご紹介します。
かのあを出発して下り坂を進み湖畔沿いに移動します。
移動途中にある山線鉄橋。
山線鉄橋は、明治32年に北海道官設鉄道上川線に「第一空知川橋梁」として空知川に架けられていたものが、大正12年に王子製紙の専用軽便鉄道として現在の場所に移された、英国製ダブルワーレントラス橋です。
軽便鉄道は明治41年から昭和26年まで運行しており、「山線」という名は、苫小牧から日高方面海沿いに走っていた鉄道を「海線」と呼び、支笏湖方面に走っていた鉄道を「山線」と呼んでいたことに由来します。
昭和26年8月、急速に進んだ道路整備により軽便鉄道が廃止され、山線鉄橋も鉄道橋の役目を終えました。
その後、昭和42年に支笏湖のシンボルとして王子製紙から千歳市に寄贈され、道路橋・歩道橋として長年利用されています。
山線鉄橋を超えたら2つのルートで休暇村支笏湖まで行くことができます。
左に曲がったら階段ルート、右に曲がったらスロープルートです。
まずは左の階段ルートから。
結構な傾斜です。
階段の数を数えてみたらなんと136段ありました。
登りはなかなかの運動強度になりますが、木々に囲まれた道を歩くのは気持ちがいいものです。
右に曲がったもう一つのルートはスロープルート。
こちらもそこそこの傾斜です。
階段・スロープを登り切った先に、森の中に佇む休暇村支笏湖が現れます。
徒歩での移動が大変そうでしたら支笏湖駐車場から車で移動してもいいかもしれません。
予約も必要なく、支笏湖温泉街から歩いて到着できる休暇村支笏湖。
カヌーツアーの前後にぜひお立ち寄りください。
温泉でのリラックスタイムの過ごし方:心地よい時間を過ごすコツ
続いて温泉でのリラックスタイムを充実させるために、心地よい過ごし方をご紹介します。
温泉とサウナはどちらもリラックスタイムを過ごすのに適した施設ですが、その効果や特性には違いがあります。
温泉は自然の地熱によって湧き出るお湯を利用するもので、身体を温めることで心地よいリラックス効果を得られます。
一方、サウナは高温の空間で汗をかかせることで、デトックスやリフレッシュ効果が期待できます。
どちらも健康や美容に良い効果をもたらすので、組み合わせて利用することでさらなるリラックス効果が得られるでしょう。
温泉で心地よいひとときを過ごすためのコツ
まずゆったりとした時間を持つことが大切です。
時間に余裕をもって温泉に到着してゆっくりと入浴を楽しむことで、心と体がリラックスすることができます。
また、露天風呂など自然の中で温泉を楽しむことで、より深い癒しを感じることができるでしょう。
サウナで心地よいひとときを過ごすためのコツ
サウナは無理をせず、自分のペースで過ごすことが大切です。
サウナから出た後は、水風呂に入り身体を一気に冷やしてから外気浴をすることで副交感神経が優位になりリフレッシュ効果が高まります。
一番大切なのは外気浴の時間。
目をつぶり、自分の体と対話する。
その時間こそいわゆる「ととのう」という状態の入り口となり、心身ともにリラックスすることができます。
支笏湖の天然温泉とサウナでリラックスしよう!
支笏湖の天然温泉は、美しい自然と共に心と体を癒す特別な場所です。
支笏湖畔で贅沢なひとときを過ごし、日々の疲れを癒してくださいね!
リラックスタイムを満喫して、支笏湖の自然と温泉を心ゆくまで楽しんでください。