スタッフ紹介

松澤 直紀

Matsuzawa Naoki

メッセージ

13年前に人口180人の支笏湖に移住し、現在は中学生の長男と小学生の長女、次女と共に暮らしています。
カヌーとの出会いは17歳。それから21年間カナディアンカヌーと共に歩んできました。
カヌーは「多くの幸せ」を引き寄せる力があります。
何者でもない私ですが、この道具が持つ魅力と、そこから生まれる「何か」の可能性を信じて日々活動しています。

□ □ □ □ □ □ □ □  □ □ □ □ □ □ □ □ □  □

【過去のお話】
- 学び時代 -
 北海道札幌市生まれ札幌育ち。
札幌の高校卒業後、北海道エコ・コミュニケーション専門学校アウトドア学科カヌーコースに進学。尻別川・釧路川・洞爺湖等でカヌーガイドの勉強をし、その後沖縄県でシーカヤックガイドとして少しだけ勤務するも、「やはり生まれ育った北海道が好きだ!」ということを強く思い、翌年から洞爺ガイドセンターにて3シーズンカヌーガイドとして勤務。
冬季はカヌーから離れ、ヒグマの解剖や犬ぞりツアースタッフとして働くなかで、様々なガイドのスタイル・想い・暮らしがあることを肌で感じる。

- かのあ立ち上げ -
2010年。支笏湖にて起業しようと思い、当時からカヌーレンタルを行っていた支笏湖ユースホステルのドアを叩き相談を持ち掛ける。
「まずはこの地のことを知ったほうがいい」と提案いただきユースホステルにて働かせていただいたことが支笏湖生活の始まり。
宿泊業の手伝いを行う中、空いた時間に山に登りカヌーに乗り、改めて支笏湖の素晴らしさを感じ、起業の決意をし、24歳で「支笏ガイドハウスかのあ」を立ち上げ、支笏湖でのカヌーツアーを開始。

2013年。国内カヌー用品輸入のパイオニア的存在の「ビーバーカヌー」の小林氏よりパドル等の輸入事業を引き継がせていただくこととなり、右も左もわからない中、海外取引をはじめる。
それに伴い、カヌーのルーツを知る為、「OldTownCanoe」、「North Wood Ways」「Grey Owk Paddle」「Canadian Canoe Museum」「Shaw&Tenny」といったカナダ・アメリカのコアな部分を巡る旅を実施。
自分たちが使う道具は、どんな環境で生まれ、どんな人が作っているのかを少しだけ知る。

2015年。支笏湖温泉街にショップをオープン。
これまで自宅で事務作業を行い、ビジターセンター等で現地集合解散といったスタイルをとっていた所から大幅にスイッチ。

人生の転機-北海道胆振東部地震-

2018年9月6日。「北海道胆振東部地震」千歳は震度6弱を観測。
「自然の中で自然に暮らすという生き方をしたい」と考える私たちにとって当たり前の生活が困難な状況に。
震源厚真方面に向かうと、道路はなく、家は崩壊、避難所生活を余儀なくされた方がたくさんいました。
この状況の中で私には何ができるだろうと考えていた時に巡り合ったのが「スタードーム」という避難所にいた子ども達でした。
そこで想いのある数人と共に避難所裏に「皆が楽しめるワンダーランドを作ろう」という計画が地震から数日でスタート。
私はキャンプ機材をドカッと持ち込みベースを作り、焚火をし、魚取りをし、毎日そこにいる人たちとただただ遊ぶことでたくさんの笑顔を見ることができました。
そこから導き出したひとつの答え、それは「カヌーを使った活動じゃなくとも、カヌーガイドとして学んできたスキルや経験は世の中の様々な活動に役立つ」のだという気づきでした。

人生の転機2-新型コロナウィルス感染症-

2020年2月28日支笏湖では冬のイベント「氷濤まつり」実施中にコロナの流行が始まり、緊急事態宣言が発令され、私たちもどう動いていいものか悩みました。
外出制限がかかっていましたが、私たちの暮らす森の中は人も少なく、外に出ないことが正解ではなく、人との接触機会が多いことに問題があると考え「今できる事をしよう。支笏湖クリーンアッププロジェクト」という清掃活動をクラウドファンディングにて実施。

数か月に及んだこのプロジェクトは周囲40kmの湖の外周のゴミ拾いができました

私達ガイドはフィールドを守り、フィールドを伝えることが役割です。
コロナ禍で機能しない「観光業」でしたが、その代わりまとまった時間が確保でき、本来ガイドとしてやるべきことが幅広くあるという事を強く感じることができました。

コロナ禍で感じた「私たちがやるべきこと」を形にするべく2022年「非営利型一般社団法人かのあ」設立。
かのあとして10年以上の歴史を刻み、様々な自然災害も乗り越え、私達は次のステージに進みました。
環境保全と次世代育成を軸とした観光業以外のガイドの役割をになる会社。
ここでは「かのあアウトドアクラブ」という小学生の向けの「信頼される人づくり」のコミュニティや「千歳川リバークリーンデイ」という地域企業連携型の清掃イベント、「森の遊び場」という幼児期の子どもたちが自然と触れ合えるプレイパーク等を実施し、今に至ります。

資格等

  • 【資格・認定等】
  • 日本セーフティーパドリング協会 アドバンストインストラクター(オープンカヌー)
  • 日本セーフティーパドリング協会 リバーガイド
  • 日本セーフティーパドリング協会 CPR(心肺蘇生法)&AED指導員
  • 日本セーフティーパドリング協会 セーフティーレスキュープログラム講師
  • 北海道アウトドアガイド資格制度認定カヌーガイド
  • メディックファーストエイドチャイルドケアプラス

  • 【役職等】
  • 日本セーフティパドリング協会教育普及委員会委員長(2022年〜)
  • 一般社団法人国立公園支笏湖運営協議会理事
  • 北海道自然保護監視員(2021年〜)
  • 環境省自然公園指導員(2021年〜)
  • 支笏湖小学校PTCA会長(2021年〜)
  • 支笏湖小学校コミュニティスクール委員
  • 千歳支笏湖氷濤まつり会場制作副部長(2012年〜)
  • 千歳市支笏湖消防分団班長(2012年〜)
  • 千歳市水難救助隊員(2012年〜)
  • 千歳市社会福祉協議会福祉委員
  • 支笏湖駐在所連絡協議会委員
  • 千歳市観光振興プラン策定委員(2023年)
  • 千歳市かわまちづくり検討会委員(2024年)

  • 【学歴・職歴】
  • 2004年 北海道エコ・コミュニケーション専門学校 アウトドア学科 入学
  • 2006年 北海道エコ・コミュニケーション専門学校 アウトドア学科 卒業
  • 2006年 アイランズトリップ(沖縄県) 入社 同年退社
  • 2007年 株式会社洞爺ガイドセンター(北海道) 入社
  • 2009年 株式会社洞爺ガイドセンター(北海道) 退社
  • 2010年 支笏ガイドハウスかのあ 設立
  • 2022年 一般社団法人かのあ 設立