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千歳市が誇る大自然『支笏湖』で、私たちが場づくりを行う背景としては、「子どもの野外体験の機会減少」と「子ども達の居場所づくり」があります。 『自然体験』は幼児教育や学校教育の内容に明記されているように、子どもの心技体の成長にとって欠かせない体験の一つです。 ここ数年社会は大きく変化し、リモートワークやオンラインが当たり前という時代に突入しました。 私達は、人間が生きる上で直接自然の中で活動する事、本物に触れることが今まで以上に必要不可欠だと考えています。 千歳は屈指の水質を誇る『支笏湖』を有し、その支笏湖からは『清流千歳川』が街中へ流れ込み豊かな生態系を守り続けています。 『この環境は、質の良い気づきと学びを得られる場である。』 これは、私達がプロのアウトドアガイドとして支笏湖を拠点に10年以上にわたり支笏湖でアウトドア事業を実施する中で、強く感じる感覚です。 国立公園として守り続けてきたこの『支笏湖』というフィールドは、子ども達がこれから迎えるであろう 想像できないほど進化を遂げる未来に対し、心身共に大きな影響を与えてくれる、自然体験の場づくりには絶好の環境です。 私たちは「アウトドア×教育」というキーワードを軸に、「楽しくてわくわくする経験を積み重ねる」ことで、 子ども自身の『心からの自立』を促進します。 そしてこの活動は子ども単体ではなく、各ご家庭にも深い理解と協力をいただかなくては、子どもの経験を積み重ねはできないと考えています。 是非、今を生きる子ども達がが、しっかりと地に立ち、成長していける環境を、一緒に作り、明るい未来を作っていきましょう。 |
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プロジェクトリーダー 島田 裕也 私は幼稚園教諭、保育士として保育の現場で9年間過ごし、学生時代のボランティア経験も含めると14年間子どもと関わってきました。 振り返って感じることは子どものために私たち大人ができることは「子どもの姿を受容し、思いに共感し、真摯に向き合い、思いを伝え、 対話し続けること」これだけであると、感じます。 子どもは自ら育つ力をもっています。学びや成長とは、大人が「教える」ものではなく、必ず経験を通して、子ども自身の中で生まれます。 そのうえで、私たちは支笏湖をフィールドにしているガイドとしての役割は「体験の場を開くこと」「専門性を活かし、 日常では体験できない、わくわくするプログラムを準備すること」であると認識しています。 自然の中で感じる、自ら体験する、仲間と一緒に活動する、信頼できる大人と関わる、仲間と思いがぶつかり合う、失敗する・・・ どんな体験にも学びがあります。そしてその体験は経験になり、経験は知恵になり、知恵は生きる力の根源になります。 2022年、アウトドアクラブは2年目を迎えます。 「アウトドアクラブはここでしかできない体験がある」 これは初年度に参加した子どもたちから聞けた言葉です。 これからも、そんな嬉しい声をたくさん聞けるような、本物の体験ができる場を目指し続けていきます。 |
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かのあ代表 松澤 直紀(高学年担当) 支笏湖に移住し12年。支笏湖小学校に通う3人の子ども達と一緒に暮らしています。 私たちはこの「アウトドアクラブ」が「アウトドア好きがアウトドア活動をする為のクラブ活動」ではないと考えアウトドア活動を通じて 「信頼できるヒトづくり」を目標としています。 人と関わり相手の事を考え、相手を思いやる事。 相手の事を考えながら、自分の想いをしっかり伝えること。 そんなことを自然とできる場づくりを私たちは目指します。 2021年春。「野外活動を通じて多様な学びを」と考え、私たちは年間行事予定を作りました。 そこには、子ども達にとってハードルとなり、課題と向き合い乗り越える事を念頭にしたカヌーやサイクリング キャニオニングといったアクティビティ色の強いものをメインで組み込みました。 ですが、このコロナ禍において子ども達が求めている物はそこではなく、自分たちの「落ち着く居場所」でした。 学校での給食は黙食、身体を動かす活動もソーシャルディスタンスの観点から思いっきり触れあう事が難しい。 そんな当たり前の生き方から切り離された時代に生きている今の子ども達。 私たちはアウトドアガイドとして、アクティビティを提供するだけが場づくりではありません。 時代に合った活動、時代に合った場づくりを臨機応変に対応することの重要性と向き合いながら人生の先輩として「育む場」を模索していきたいと思います。 |
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高学年担当 金子 昌平 〜プロフィール〜 ・日本セーフティーカヌーイング協会 アドバンストインストラクター OC ・レスキュー3公認 SRT‐1 ・自然体験活動指導者(NEALリーダー) ・日本体育協会公認スポーツリーダー ・上級救命講習終了 ・leave no traceトレーナー 北海道恵庭市出身。 体育科の大学出身ではあるが在籍時に苫小牧市の小学生から高校生までを対象とした野外活動の運営に携わっていたことや、卒業後も道東はオホーツクの北見市にて体育指導員としての勤務を行う傍ら幼児から小学生の野外活動の企画・運営に従事。 野外活動という思い通りにならない自然環境の中で、しっかり充実した活動を行えるようう努めてまいります。 |
低学年担当 鳴海 淳哉 〜プロフィール〜 ・日本セーフティーカヌーイング協会 アドバンストインストラクター OC ・自然体験活動指導者(NEALリーダー) ・メディックファーストエイドベーシックプラス ・上級救命講習終了 北海道小平町出身。 2021年からの新スタッフながら、大学時代から「かのあ」と関わり、既にカヌーガイド資格まで保有するルーキー。 大学時代に「森のようちえん」のイベントを自身で行ってきた経験があり、「自然×子ども」の可能性も模索し、自らもさらに価値ある野外活動の場づくりができるように勉強中。 |
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