【KEEP CLEAR PROJECTについて】

支笏洞爺国立公園内に位置する支笏湖。

湖を取り巻く市町村には北海道の人口の3分の1以上が暮らしています。

そんな場所にありながら深い自然を守ってきたこの場所。

私達はこの守られてきた豊かなフィールドをしっかりと守り、後世に残していかなければいけない!

そんな思いで我々は支笏湖で暮らし、ガイドという生き方をしています。

KEEP CLEAR PROJECTでは主に

「フィールドパトロール」「フィールド清掃」「環境調査」「次世代育成」という4本の柱で成り立っています。

この4本がしっかりする稼働ことで国立公園としての機能を高め、次世代につながるフィールドとなると私達は考えています。


私達は今まで、支笏湖において様々な方をフィールドにお連れしてきました。

そんな中、ここ数年は国立公園の新たな課題も見られ、ガイドの役割も時代と共に変化する必要性を感じています。

私達はここ15年ほど北海道の「体験観光」という時代の流れに乗りやってきました。

国立公園をディズニーランドで例えるならば

私達の活動のベースは決まった場所でゲストを迎える「アトラクション」タイプの活動が多いです。

今後フィールドに求められるガイド像は自然の中を歩き回り、トラブルの種や小さな変化を日々探し

生態系保全のためにゴミを拾い、会う人会う人に自然観を伝えていく

「キャスト的なポジション」が必要性不可欠になると感じています。

「体験型観光の時代」「修学旅行や団体旅行が多かった時代」「インバウンド需要が高まった時代」

様々な時代を経て私達は今新たな時代を迎えています。

そこには一方的に恩恵を受け続けるのではなく、自然界との調和、

バランスをとり、自然と共存していくという根本的な理念を再確認する必要性を強く感じています。




     
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